殺虫剤

殺虫剤の有効成分で違いってどれくらいあるの???

殺虫剤について紹介をしてきましたが

有効成分を一覧にすることをしてなかったので

まとめて説明していこうと思います!

1.有機リン系

2.ピレスロイド系

3.カーバメイト系

4.ネオニコチノイド系

5.フェニルピラゾール系

6.オキサジアジン系

7.昆虫成長制御剤

1.有機リン系

アセチルコリンエステラーぜの働きを阻害することで、アセチルコリン過剰となり、神経が異常興奮し殺虫作用を示す。

これ簡単に書いてるけど、人でも中毒症状になる!!!1類医薬品に分類されていて、薬局で薬剤師から購入可能。もし誤って飲んでしまったら、アトロピンやPAMで解毒する必要あり!

2.ピレスロイド系

天然殺虫成分のピレエトリン及びこれに類似した構造を持つものの総称。

Naチャネルの働きを撹乱し、神経細胞に刺激を与え続けることで殺虫作用を示す。

特徴として、速効性が高い、ノックダウン効果(その後復活)、広範囲の害虫に有効、人畜に対する安全性が高い。魚毒性が強い、追い出し効果(フラッシングアウト効果)、忌避性がある

3.カーバメイト系

カラバー豆に含まれる天然成分(フィゾスティグミン)。有機リン系と同じく、アセチルコリンエステラーぜ阻害作用。昆虫の麻痺状態からの復活がある。

復活したら意味なくない???

4.ネオニコチノイド系

ニコチン性アセチルコリン受容体のアゴニストとして殺虫作用を示す。

哺乳類の毒性が低く、魚毒性も低い。魚を飼育してピレスロイド使えない人にはいいかもね。

5.フェニルピラゾール系

GABA受容体拮抗薬、抑制性神経伝達が阻害し、殺虫作用を示す。

6.オキサジアジン系

オキサジアジン環を持つ、Naイオン電流を遮断し昆虫に対する高い選択制を持つ

7.昆虫成長制御剤(IGR)

昆虫の成長に作用し、殺虫効果を示す。個体群の増殖から幼若ホルモン活性物質、キチン合成阻害などある。哺乳類には低毒性。

ABOUT ME
タカヒロ
病院薬剤師歴9年目、薬剤師研修センター認定薬剤師、小児薬物療法認定薬剤師制度、日本糖尿病療養指導士。 薬剤師的に、医薬品だけでなく衣食住に関わる薬についての情報を発信していきます。